国語の真似び(まねび) 現代文・古文・漢文・漢字・作文・小論文…中学受験から大学受験まで。 

中学受験から大学受験までを対象として国語の学習方法を説明します。現代文、古文、漢文、そして小論文や作文、漢字まで楽しく学習しましょう!

どうして漢文が苦手なの?苦手な理由を考えて漢文を得点源に!漢文の学習方法1

さて、大学受験バージョンばかりが先に進んでしまいますが、漢文も第一回だけは書いておきたいと思います。

実は、漢文というのは、センター試験の中でも、もっとも満点がとれる科目=分野なんですが、生徒と接していると、一方ですごく毛嫌いしているものも多いことに気が付きます。

私大文系なんかだと、「漢文がない。じゃあ、受けよう」なんていう生徒がごろごろでてきます。

もちろん、漢文がおいしい科目だということを知っていて、得点源にしている生徒もいるんですよね。

漢文が嫌いな生徒は…

「むずかしい」

「漢字は嫌い」

「やる意味がわからない」

なんていう感じで、真っ向から「拒否!」という感じです。本当はこの技法はすごいことで、

中国語を日本語として読む

日本人なのに中国語がなんとなく書ける

という手法で、中国に行くビジネスマンがちゃんと漢文勉強しておけば、とりあえず、筆談でコミュニケーションがとれる、というような話だったりもするので、役に立たなくもないんですが、確かにそのために漢文勉強させているわけではないだろうから、生徒に響かないのも仕方ないですね。

というわけで、漢文を学習して、得点源にするという目標を掲げてみたいと思います。で、まず、その一歩として、なぜ漢文ができないのか、という原因をつめてみて、方針を決めたいと思います。

 漢文ができない理由

なぜ、漢文ができないのか?

理由は簡単です。日常生活にそんなもん、転がってないからです。今の時代、英語の方がよっぽど目にします。でも、漢文ときたら、まったくというほど、そこらには存在していません。

つまり、漢文を目にする機会がない以上、あなたがどんなに成長しても、頭がよくなっても、漢文を理解することはないのです。英語どんなにがんばってもロシア語が突然わかったりしないように、です。

もし、あなたが授業でしか漢文に出会っていないとすれば、それがあなたの漢文の全てで、その量で、中国語を日本語のように読めるようになるのか、ということが問われています。

そりゃ、できるわけないです。だって、やってないんだから。

漢文が難しいからできない、というよりはやってないからできない、というだけなんですね。

漢文は難しいの?

漢文は中国語。それを日本語のように理解する。そんなの簡単にできるわけがない…といいながら、あれ、英語ほどは時間をかけなくてもなんとなくできてますよね?

これはどういうことでしょう?

そうなんです。漢文は英語ほど難しくないんです。

なぜなら、ぼくらは日本語を話すけれど、書くときには中国語を借りたからです。書字としては中国語をもったわけですね。

結果として、中国語の単語がそのまま日本語の中に入ってきているし、日本語に中国の字をあてたものだから、当然日本語として読めてしまうわけですね。

いわゆる訓読みです。

たとえば、日本人は「かく」。中国人は「書=ショ」。でも、書ショを「かく」って読んじゃえ、っていうのが日本人のやらかしたことです。

だから、かく、といっても中国人には通じないけど、「書」をみせると中国人は「かく」だって思うわけですね。

このあたりは英語とは全く違います。

漢文とは、単語を覚えなくてもよい英語、と考えるとわかるような気がします。

構文が違うし、文法=句法が違うし、まして、漢字だけがならんだ文章なんてみないから、練習しないとできるようにはならない。でも、思ったより覚えることが少ない。

というのが漢文なんです。

そもそも昔は、小学生ぐらいの子がこういうことを学んでいたわけですから、そんなに難しいわけではないんですね。

漢文ができるようになるためにやるべきこと

漢文を得点源にするためにはやることがあります。

ひとつは、読解。これは現代文や古文でも同じですが、とにかく読まないことにはどうにもならないこと。

もうひとつが覚えればすむこと、ですが、これは

構文=英語の語順を日本語に読む、ということですね。

句法=文法。この字が来たら、こう読んでこういう意味だよ、という感じ。

漢字1覚える=要は、漢字の読みを覚える、ということですね。この漢字には何通りの読みがありますか、ということ。

漢字2日常=普段私たちが使っている漢字にどういう意味があるか、ということ。語彙力というか熟語力というか、そんな感じ。これが一番学習しづらいかもしれません。

で、どうして漢文が得点源になりやすいかというと、

構文以下の覚えることがあまり多くないにも関わらず、現代文や古文に比べて、読解的な問題のウェイトが少ないんです。

つまり、覚えればなんとかなる。

センター直前でも、まだ、なんとかなる。

そういう科目なんですね。

では、少しだけ解説します。細かい解説はこのあと、章立てて進めます。

構文

要はSVOの語順ということ。これだけで選択肢がしぼれたりします。最近のセンターは全部ちゃんとしてたりしますが、それでも知っている必要があります。助動詞にあたる助字や置字なども、役割をわかっていることが実は大事。

句法

よくどの参考書でもどのブログでもやれといわれるものですね。

漢字だけの状態から

1 返り点

2 送り仮名

3 意味

まで言えるようにすればOK。句法ごとに覚え方にコツがあります。

漢字1 覚える

思っている以上にテストで問われやすく、また、本文に句法よりも出現するのが覚えてほしい漢字の読み。

リストを手に入れて覚えましょう。同訓異字とか、和漢異義語までちゃんとやりたいところ。

漢字2 日常生活

こればかりは言語感覚を働かせる練習をするしかない部分。漢文でいうなら、注がついているときに、「この漢字がこういう意味なのか」と考えたりすると練習になります。満点とりたいなら、ここまでやらないとね。

そして、読解

もちろん、読解も必要です。

特に最後の漢字2日常生活、なんてのは、読めば読むほどふくらみます。

 

というようなところで漢文の第一回でした。

順番に説明していきますので、得点源にしましょう。